新型コロナウィルス(COVID-19)の世界的大流行の影響により、多くのアスリートが自宅待機を余儀なくされ、パフォーマンスや体力の維持に不安を抱えながら、様々な工夫に取り組んでいます。そのような状況に置かれているアスリートにとって、今回のWattbike ICONモデルの発表は明るいニュースとなるでしょう。
Wattbikeといえば近年ラグビー日本代表や2019年ラグビーワールドカップキャンプ場での導入をきっかけに、アスリート界ではインドアバイクの代名詞となりつつあります。
なぜサイクリスト以外のラグビー、サッカー、NBA、NFLといった競技スポーツでインドアバイク=Wattbikeが積極的に取り組まれているのか、改めてその特徴とメリットを紹介します。
・オンフィート(ランニング)のリスクを減らす
サッカー、ラグビーといった練習そのもののランニング距離が多い競技や、アメフト、バスケットボール、柔道といった大型選手のランニングによる障害のリスクを減らします。また空気抵抗負荷システムが作り出す実走に近い快適なペダリング感覚は、さらに関節に優しく安全かつハードなトレーニングを可能にします。
・バリエーション豊かなトレーニング刺激
ギアレベルと回転数を組み合わせることで一般的なエアロビック(有酸素)やアネロビック(無酸素)トレーニングだけでなく、レッグスピードやスプリント繰り返しトレーニングなど、様々なスポーツ競技特性や目的にあったトレーニングプログラムを実行することが可能です。
・様々なフィードバック
トレーニング中のワット、回転数、心拍数などのトレーニング中のフィードバックは、アスリートが肉体的限界にチャレンジすることをサポートしてくれます。特にペダリングに関する情報であるPOLAR VIEWとPES(ペダリング効率スコア)のフィードバックにより、ランニングスプリント時の脚の切り替えや伸展屈曲のタイミングといった擬似トレーニングや、実際のランニングにおける脚の回転数を超えたオーバースピードトレーニングも可能になります。
・トレーニング個別性
事前にプログラムされているテスト実施結果に紐づいて、各トレーニングプログラムにおける個別的な目標値設定や、Zoneを設定したトレーニングの実施が可能になります。個別設定されたトレーニング数値は、計画的で成功するトレーニングの大前提です。
さらに今回のWattbike ICONモデルから追加された機能として
・新しいタッチスクリーンとWattbike HUBアクセス
PRO/TRAINERモデルのモニターから大きく改良されたタッチスクリーンモニターは、操作性も画面の見やすさも飛躍的に向上しました。さらにこのモニターからWattbike HUB(Wattbikeスポーツ科学者が作成し随時アップデートされる最新プログラム)に直接アクセスしてトレーニングすることが可能になりました。
以上の特徴からオンフィート(=ランニングインパクトが伴う)トレーニングの代替としてではなく、より効果的なスピード、パワー、持久力トレーニングツールとして、WattbikeはトップアスリートやS&Cコーチから絶大な信頼を得ています。
さらには長期化する可能性も否定できない新型コロナ感染拡大の情勢の中、アスリートが自身の身の安全を守りながら、パフォーマンスの基礎となる体力を維持向上させるための効果的なソリューションとして注目が高まっています。
またアスリートだけでなく一般のフィットネス愛好家や運動不足解消を求める方々にとっても、不慣れなランニングによる障害や屋外活動によるコロナ飛沫感染のリスクが懸念される中で、インドアバイクは安全で効果的な運動の選択肢としてお勧めします。
最近ではOnline LiveセッションなるWeb上の合同トレーニングも盛んになり、
Wattbike ICONを使ってクラウド上の同じプログラムを、トレーニング仲間とOnline Live合同トレーニングすることも可能です。
またパーソナルトレーナーやS&CコーチのOnline コーチングと、Wattbike ICONを組み合わせれば、自宅にいながらトップレベルのトレーニングに取り組めることでしょう。
STAY HOME , STAY STRONG with Wattbike ICON
村上貴弘
Wattbike Master Trainer
S&C Coach/Consultantストレングス&コンディショニングコーチ
早稲田大学ラグビー蹴球部、ラグビー日本代表チーム(2012-2015)
CONTACT