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ワットバイクの活用例 ~サッカー~

2019年05月18日 更新

今回は、サッカーの本場であるヨーロッパチームにおけるワットバイク活用事例をご紹介します。

サッカーは傷害の多いスポーツで、ワットバイクの導入目的もやはり選手のリハビリというケースが多いようです。そのため、ペダリングスキルを計るPolar Viewに興味を持ってくださるサッカー関係の方は多くいます。日本サッカー界でのワットバイクの普及はこれから本格化していきそうだというところです。

 しかし、ヨーロッパではトップチームを始め、多くのプロチームがすでにワットバイクを使ったトレーニングを取り入れています。この発端となったチームとしてイングランド・プレミアリーグのレスター・シティFCがあります。このチームは先日、今季限りで退団することが発表された岡崎慎司選手が2015年から活動、活躍したチームでもあります。レスター・シティFCは2016年にはプレミアリーグ優勝という歴史的快挙を収め注目を集めました。下記の記事でS&Cコーチがワットバイクを評価していることからも、この勝利にワットバイクも少なからず貢献したと言えるはずです。

ラグビーにおいては、オールブラックスという強豪チームがワットバイクを使い始めて以来、日本でもトップリーグチームはすべて導入するという状況になりました。そして今や、大学のチームにおいてもワットバイクを使ったオフフィート・コンディショニングがトレーニングとして主流となってきています。このようにサッカー界においても今後、ヨーロッパのトップチームが行うトレーニングを参考に、ワットバイクを取り入れる動きが加速されるのではないかと思います。


【サッカーにおけるワットバイク活用事例】

ワットバイクとサッカーは最適な組み合わせと言えます。

ワットバイクは世界トップチームのトレーニングからプレミアリーグ選手のリハビリまで、全てをサポートしています。現在イギリスではプレミアリーグの全チームをはじめとする

50を超えるプロチームが、そして、バイエルン・ミュンヘン、レアル・マドリードといった多くの世界トップチームもワットバイクを使っています。また、Wattbike社は、Football Medical and Performance Association (FMPA)のメンバーとしてサッカーにおけるワットバイクを使用した、オフフィート・コンディショニング、傷害予防、リハビリについて提言しています。

この理想的なマッチングは一体どのように始まり、作られていったのでしょうか?

ワットバイクとサッカー、そしてパフォーマンス向上について見ていきましょう。

ワットバイクがシェフィールド・ユナイテッドで欠かせないツールになったことがすべての始まりです。このチームは、各選手が個々のフィットネステスト結果に基づいた特定のプログラムでトレーニングを行っています。プレイヤーが、測定可能、繰り返し可能なトレーニングを行うことによって、コーチには多くの情報がもたらされます。更に、バイクはオフフィート・コンディショニング・セッションにも適しています。

シェフィールド・ユナイテッドのスポーツ科学部門を率いる、リー・マクマホンは次のように話しています。

「サッカーの試合、練習中に選手は大きな運動ストレスを受けます。時には、そのような外部ストレスは我々が選手に課しているトレーニング計画の継続性に影響を及ぼします。一方で、ワットバイクによるオフフィート・コンディショニングはトレーニングの継続性を担保します。関節や筋肉に対する外部からの衝撃が少ないからです。加えて、各選手についての情報を最大限、収集することができます。それにより我々は一人一人の選手に個々の客観的データに基づいた最適なコンディショニングを施すことができます。」

2012年にワットバイクをいち早くトレーニングに組み入れたチームの一つに、レスター・シティーFCがあります。このチームは導入以来、バイクをパワー出力向上とコンディショニングに使っています。そうしたハードワークは2016年に歴史的なプレミアリーグ優勝という形で報われました。

レスターのS&Cヘッドコーチ、ケビン・パクストンは次のように話しています。



「レスター・シティー FC アカデミーでは、いくつか従来と異なるトレーニング刺激を求めてワットバイクを使っています。まずは、ワットバイクによる高負荷の繰り返し短時間努力が爆発的パワーと加速度の向上にプラス効果をもたらすことが介入調査から明らかになりました。次に、故障選手がトレーニング復帰へのリハビリ過程において、最大有酸素スピード(MAS)の原則を適用することで、オフフィートをしながら持久力を向上できることを確認しました。これらは一見、簡単なことのようですが、間違いなくワットバイクとHub アプリの質の高さが生み出す効果です。」

選手はパワーアップのために、ワットバイクを使って最大上の間欠的な爆発的運動を長めのリカバリー時間を取りながら行います。この種のトレーニングでは。安全な状態で過負荷をかけながら下肢のパワーを増大していくことができます。また、より長い時間をかけて乗るオフフィート・コンディショニングは特定のエネルギーシステムを発達させます。ワットバイクは傷害からのリハビリ、傷害予防にも有効です。プレシーズン期の遅いタイミングで戻ってくる海外組選手たちのコンディショニングという面でも重要な役割を果たしています。

レスター・シティーとシェフィールド・ユナイテッドの両チームともにワットバイクを使ったテストで選手たちのパフォーマンスをモニタリングしています。6秒間のピークパワーテストで測定した、最大パワー、最大レッグスピード、持続パワーを各選手のベンチマークにします。また、サブマックス・ランプテストにより推定FTP、VO2 Maxを測定、UCIパワープロフィールテストも行います。UCIテストは6秒ピークパワー(2回)、30秒スプリント、そして4分エアロビックテストで構成されていて、結果は各選手のベンチマークとしてトレーニングセッションの作り込みに活かされています。

ワットバイクは世界中のサッカーチームから頼りにされるトレーニングツールになりました。シンプルな理由は、何にでも使えるからです。テスト、トレーニング、リハビリ、傷害予防、そして色々なエネルギーシステムの向上のために有用です。最も重要なことは、その結果としてチームはパフォーマンスを高めて、より多くのゴールを決めて、優勝しているということです。












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