当社は2020年11月から筑波大学(研究代表者:谷川聡氏)と産学連携事業として、ワットバイクを活用してサッカー選手のスプリント能力を向上させるための共同研究を行っています。
先般、ポルトガルで行われた、サッカーの専門学会にて、筑波大学、谷川研究室の小嶺 肇之氏が研究内容の一端を発表しましたので、一部をご紹介いたします。
【発表内容要旨】
当該研究の目的はサッカー選手のスプリント走における加速局面と全力スプリントペダリング時のペダリング技術の関係性を明らかにすることでした。
15名の大学サッカー選手を対象に、30mのスプリント走と6秒の全力ペダリングを通した実験の結果、スプリント走加速局面のパフォーマンスとバイクによるパワー発揮能力は関連しており、 ペダリングのアップストロークおよびダウンストロークの早期により大きな力を発揮できる選手は、スプリント走加速局面における遊脚の回復が素早い傾向がみられました。
このことから、ペダリングのアップストローク早期に股関節を曲げ、ダウンストローク早期に強い力を加える動作を意識したバイクトレーニングをサッカーのトレーニング前に継続して実施したところ、選手たちのスプリント加速パフォーマンスに向上が見られました。
詳しくは添付ペーパーをご参照ください。
Acceleration Sprint Running and Maximal Sprint Pedaling Technique in Football Players
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