埼玉西武ライオンズは10月8日に実施した入団テストにおいてワットバイクを用いた6秒間ピークパワーテストを採用、26名の受験者の測定を行いました。
現在、メジャーリーグで9割以上の球団、日本プロ野球では8球団がワットバイクをトレーニング、測定、 リハビリ等に使用していますが、入団テストに使われたのは日米を通じて初めての事例です。
その狙いにつき、同球団の丸山哲ファームMCチーフ補佐兼S&Cコーディネーターが次のように話しています。
「ライオンズでは1軍、ファームを問わず全選手に対して日常的にワットバイクのピークパワーを測定してコンディション指標にしています。入団テスト受験者の記録をそれら数値と比較することができます。」
また、野球選手にワットバイク測定を行う理由については、「野球はパワースポーツですのでパワーを数値で評価することは有用です。また、ワットバイクのパワー測定では体重当たりパワーも見ることができます。体が小さくてもスピードのある選手がいます。そのような選手の特異性を見ることができます。その選手がスピードタイプなのか筋力タイプなのか多角的な評価を可能にしてくれます。」
そして、今回の入団テストへの導入については「狙い通りの効果があった」と総括しています。
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