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米川志保(トヨタ自動車) ボート日本代表に内定

2021年03月01日 更新

ボート競技・米川志保選手(トヨタ自動車)は、2月24~25日に戸田ボートコースで行われた、評価レースで1位になり東京五輪、アジア・オセアニア大陸予選の日本代表に内定しました。なお、24日のレースでは、7分46秒90のコースレコードを記録しました。



米川選手は昨年1月から計画的にワットバイク・トレーニングを行ってきました

昨年4月~6月にコロナ渦で水上練習ができなかった時期を逆に好機と捉えて集中的にバイクトレーニングを行いました。

まず、トレーニングを行う大前提として、正しいポジションで適切なペダリング動作を徹底しました。ペダリング動作がPolar View画面上、ソーセージ型で安定すると、その後のトレーニングにおいて回転数×負荷レベルによる出力ワットが安定かつ予測可能になり、ワークアウトのメニューを狙い通りに作りやすくなります。米川選手は早い時期にこの課題をクリアしたことによりワットバイクのトレーニング効果をよりダイレクトに享受できるようになりました。

この期間は、主に心肺機能、筋持久力、レッグスピードの向上を目的としたプログラムを高い頻度で実行しました。そのなかで、専門競技、ローイングに有効な動作をサイクリング運動のなかで効率的に学習するような努力もしました。

6月下旬にナショナルチーム合宿が再開して久しぶりに水上に戻りましたが、本人からはボートスピードの持続、脚の動作スピードが上がったとの報告があり、実際に距離別の自己ベストを複数更新しました。



それ以降もプログラムに変化をつけながらバイクトレーニングを継続してきました。時間、距離をベースにした高強度インターバル、高速動作を意識したショートスプリントなどが基本パターンですが、負荷に対しての適応力が非常に高く着実にトレーニング効果を実感してきました。昨年10月の全日本選手権(シングルスカル優勝)、今回の五輪代表選考といった重要なレースを直前に控えた時期は、レース対応として特別なスプリントセッションを行いました。これらはレッグスピードの刺激に加えてコンディション確認にも有効です。



トレーニング開始時から進捗評価として、最大瞬間出力(PP)、30秒パワー持続、4分間持久力をモニターしています。その中で特に注力してきた30秒の平均出力ワット値は、この1年間で12%向上しました。その数値はガールズケイリン選手予備軍である、日本競輪選手養成所の最高スコアを27% 上回ります。

米川選手のフィジカル能力は今なお進化中です。今後、どこまで伸びるのか、そのポテンシャルは計り知れないものがあります。将来、日本ボート界の歴史を変える可能性を秘めた選手です。

米川選手がオリンピック出場権を賭けて出場する、アジア・オセアニア大陸予選は5月5~7日に東京、海の森水上競技場で行われます。

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