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【復活 ~ ガールズケイリン 小林優香 】

2022年12月06日 更新

小林優香にとって2022年は思いがけず試練の年になった。

7月16日、玉野で行われたサマーナイトフェスティバル初日のレース出走後、起立困難となりそのまま同シリーズを欠場。その後はレースから長期離脱を余儀なくされることになり、自転車競技ナショナルチームからも離れた。

病院での診断結果は仙骨等疲労骨折という重傷で、8月いっぱいまでは動けない状態で辛い自宅療養の日々が続いた。

9月に入り漸く早期復帰に向けたリハビリを開始した。その過程において最善を尽くすために、当社が旧知のプロチームS&Cコーチ等の意見も取り入れて熟慮の末、「きよた鍼灸院(福岡市東区)」の清田祥之院長のもとでリハビリに取り組むことにした。

リハビリは小林優香の強い意志、必死の努力と清田院長の丁寧な指導が相まって予想以上のスピードで進みワットバイク、自転車トレーニングへと順調に繋げていくことができた。

そして復帰戦は10月9日、雨の佐世保バンク。周回中、4番手に構えた小林は最終2コーナーから捲り発進、 一気に前団を飲み込むとそのままゴール、6月29日以来の勝利を挙げた。同シリーズはその勢いのまま3連勝、優勝という最高の形でレース復帰を果たした。

11月下旬の競輪祭では決勝2着となり、1着のみに与えられる年末のグランプリ出場権を獲得することはできなかったが、3か月前、歩くことができなかった選手の結果としてどう評価するのかは専門家に任せたい。その後もケアを続けながらトレーニング、レース出場を重ねている。

そのような中、小林優香が現在の心境、2023年に向けての思いなどを話してくれた。


- 復帰後2か月が経過して感じていること

  復帰戦とその次と優勝はしましたが、噛み合わない感覚がありました。常にもう少し走れるはずだと思っていてどこかにずれがある感じでした。 ただ、11月下旬の競輪祭では漸く嚙み合ってきたと感じました。とにかくこれからだと思っています。

- 7年ぶりにガールズケイリンに専念して感じていること

  デビュー当初は当たり前のように月2本、レースを走っていましたが、今はレースが 続くことがこんなに大変だったか、と感じています。 また以前に比べると選手全体のレベル、スピードが上がってきているとも感じています。一方でナショナルチームにいたときと違い、 今は自分で練習やケアの計画を立てて行っています。漸く自分でやるリズムが整ってきたといったところですが、楽しんでやっています。                                         しっかり息抜きも入れながらできています。トレーニングはバンク練習、ロード練習はグループで、ワットバイクと連動性のトレーニングはパーソナルで行っています。

- 今まで経験をしたことがない長期ブランクの間に考えていたこと

  これから競輪で戦うための体づくりのことを考えていました。自転車競技より軽いギアでレースをすることになるので、トレーニングはこれまでのように重さを挙げるものから連動性を重視したものへのシフトが必要ではないかと。また、痛めた仙骨周りを管理するような軽いウエイトを使ったものなどを含めてトレーニングのプランを考えていました。今年は出られるレースを走り、勝負は来年からだと、そのための体づくり、土台作りをしていこうと考えていました。」

- ワットバイクのトレーニングについて

ワットバイクはリハビリでの活用を経て10月から本格的なトレーニングとして取り入れています。特にトップスピード、それから持続力の向上に繋がっていると思います。バンク練習を一緒に行う男子選手につけるようになりました。これはワットバイクで取り組んでいることの成果だと感じています。今後、レースにも結びついていくだろうと思っています。

- 2023年に向けて

11月の競輪祭(決勝2着)を走って納得した部分もありましたが、やはり勝ちたかったという感情が出てきました。来年は1月からトライアルレースもありますし、一戦一戦勝っていきたいと思います。

小林優香は戦いの場に戻ってきた。                                                                              本人の話にもあるようにワットバイクでトップスピードとスピード持続力向上のためのアプローチを行っているが、いずれも確かな進歩が数値によって示されている。状態は着実に上がっている。

上記インタビューの日には、やはり当社のパートナーである、女子バレーVリーグ、NECレッドロケッツの応援に試合会場を訪れた。小中高ではバレーボール選手として全国大会で活躍した、小林は久しぶりに見るバレーの試合から大きな刺激をもらったようだ。環境変化によってこのような機会を作れるようになったことも今後の彼女の成長を後押しすることだろう。

試練を経て、挫折を経て、たくさんの苦難を乗り越えた、小林優香が2023年、再び輝きを放つ瞬間を楽しみに待ちたい。

NECレッドロケッツ 家高七央子さんと(駒沢オリンピック公園総合体育館にて)

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