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【NECレッドロケッツ ワットバイクが導くバレーボール選手の動作改善】

2023年02月13日 更新

今年度の天皇杯・皇后杯 全日本バレーボール選手権(女子)を制した、NECレッドロケッツはワットバイクを積極的にトレーニングに取り入れています。

バイクはチームスタッフの指導の下、チーム、各選手の状態や目的に合わせてよく考えられた的確なプロトコルで活用されています。

今回はNECレッドロケッツの「エバンジェリスト」廣瀬七海さんにご自身の経験を基にワットバイクをどのように活用してどのような効果を感じてきたかについて伺いました。

廣瀬さんは2016年から2022年までNECレッドロケッツの主力選手として活躍され、2022年黒鷲旗全日本選抜大会でベスト6に選出された輝かしい経歴を持つトップアスリートです。

現在はレッドロケッツのエバンジェリストとして、チームやバレーボールの魅力を対外的に発信される役割を担っています。地域の学校での講演、清掃活動やイベントを通してのPRなど選手たちが直接行けないところへも出向き、まさにチームの顔として活躍されています。

©NEC RED ROCKETS

- 昨シーズンまで現役選手としてワットバイク・トレーニングをされていましたが、その目的や使い方について教えて頂けますか?

「私の場合、ワットバイクを使う目的は三つありました。

まず一つ目は怪我から復帰に向けてのリハビリです。怪我により一定期間休むと心肺機能が低下します。そこで怪我が治ってチーム練習に入る前に「息上げ」と言って心拍数を上げて心肺機能を戻すワークアウトが必要で、そのためにワットバイクを活用しました。」

- 具体的にはどのようなメニューをされていましたか?

「ワットバイクProのレベル3で80~100回転を1分30秒漕ぎ、そこから次の30秒を全力で漕ぐ、これを継続して8セットです。全力のところは120回転を目標にしていました。1セット目は130回転くらいで入れるのですが、回を重ねていくと120回転の維持が難しくなる。そのときはレベルを2、1と下げていきました。120回転目標というのはそういう意味です。」

- リハビリにおけるワットバイクの有用性は色々なスポーツで実証されています。バレーボールにおいても同様ということですね。

「はい。私が経験した怪我は肩と膝でしたが、肩のときは怪我をした直後からバイクに乗っていました。膝のときはまだ走れない段階でもバイクからリハビリを始めることができました。

二つ目の目的はリカバリーです。これは疲労を取ることと有酸素能力の向上に役立っていました。レベル1~2に設定して自分のペースで長く汗をかくように30分以上、長いときは1時間程度漕いでいました。」

©NEC RED ROCKETS

- 実走感覚が高いので気持ちよく長い時間、安全に漕げるのもワットバイクの特長です。もう一つの目的は何でしょうか?

「三つ目の目的は動作に関わるところです。ワットバイクを使ってハムストリングスに刺激を入れるということを行っていました。シーズン中は土曜日、日曜日に試合がありますが木曜日にこのトレーニングを行っていました。片足を台に乗せてもう一方の片足だけでペダリングをします。(時計でいう)3時から6時のところ、即ちクランクが床に平行な位置から下死点に向けて片足全力で押し込みます。このときに前腿を使わずにハムストリングスで押し込むことが大事です。下死点までハムストリングスで押し込んだ後は腸腰筋を使って引き上げる感じで上死点へ戻します。

各足で30秒マックスを1分間の休憩を挟んで3セットずつ行って、その後、走ります。そのときの1歩目に反動をつけずにハムストリングスで押し込んでスタートできる感覚が出ればOKです。出ないときはその感覚が出るまで片足ペダリングを続けます。」

- それは非常にユニークなトレーニングですね。競輪選手やランナーの多くがやはり臀筋やハムストリングスからの出力動作を促すためにワットバイクを活用していますが、バレーボール選手がそこまでハムストリングスに拘るのは何故ですか?

「一つは障害予防です。ハムストリングス出力動作でジャンプをすると膝が前に出ないのでジャンプ動作における障害予防につながります。また、前腿を使う動作でジャンプをすると着地の際に後ろ重心になりやすく障害のリスクが増すとともに次のプレーへの対応が遅くなります。私はよくジャンプ後の着地で尻もちをついていましたが、それは前腿を使ったジャンプに原因がありました。ハムストリングスをうまく使えるようになってジャンプがよくなりました。また、筋肉のよい使い方ができるようになったため怪我が減りました。先ほど言ったように1歩目に反動をつけずに動き出せるようになったので、結果としてレシーブの反応も早くなりました。これらはワットバイクでトレーニングを行った効果です。」

- とても興味深いお話です。ところで廣瀬さんはNECレッドロケッツ入団前の高校時代にはどのようなトレーニングをされていましたか?

「体力トレーニングとしては走り込みだけでした。長い距離のランニング、坂道ダッシュ、シャトルランなどをしていました。バイクトレーニングをしたことはありませんでした。」

©NEC RED ROCKETS

- バレーボールという競技において特に重要なフィジカル要素は何だと考えていますか?

「今までお話したハムストリングス出力もそうですし、あとは体幹の強さは大事ですね。バレーボールは空中動作が多いので体幹がぶれてしまうと違うところに刺激が入ってプレーに影響が出ると思います。バレーボールをするうえで体幹は土台だと考えています。」

- 有酸素的な持久力も大切な要素ですか?

「大切です。バレーボールの試合は25点先取で勝敗が決まるものですが、それ以上に30点くらいまでいくこともしばしばあります。そういう試合で勝ち切るには必要な能力です。試合が長くなると息が上がる感覚も出てきます。NECレッドロケッツは昨年の夏場に例年以上に持久力向上のためのトレーニングを積みました。今シーズンはその成果が出ています。25点以上の長いセットを取り切れることが増えてきました。持久力で思い出しましたが、私はワットバイクを使ってハムストリングスの動作を習得したことから無駄な動きがなくなってプレー中に持久力が落ちてこないという感覚を得ていました。」

-今日は参考になるお話をたくさんお聞きすることができました。これからもNECレッドロケッツと廣瀬さんの益々のご活躍を応援しています。どうも有難うございました。

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