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【静岡県健康づくりプログラム 続報】

2023年03月03日 更新

昨年12月に静岡県、日本サイクルスポーツセンターおよび当社の共同事業としてスタートした、「静岡県健康づくりプログラム」は当サイト12月21日付記事でご紹介した通り12月中旬にプログラム参加者に対してワットバイクATOMXを使った最大酸素摂取量(VO2max)の測定を行いました。

その後は各参加者が各人の能力に合わせて作られたプログラムに沿ってワークアウトメニューを行いました。同プログラムは各人のスマホに搭載されている、「Wattbike Hub」アプリをATOMXと繋ぐことで容易に実行できます。

初回測定から2か月強が経過した、2月25日、28日に伊豆ベロドロームにて2回目の測定を行いました。プロトコルは前回同様にATOMXの自動負荷調整機能を活かした漸増負荷試験で50ワットから1分間毎に10ワットずつ負荷を上げていき、被験者の主観的強度(RPE)が10段階中7段階に到達したところで測定を終了、直ちにATOMXのモニター上に最大酸素摂取量(推定)が示されるというものです。

トレーニング期間がわずか2か月強であったこと、また被験者数がさほど多くないにも関わらず非常に興味深い測定結果を得ることができました。参加者ほぼ全員に最大酸素摂取量の向上が見られました。また、その値の増加幅は期間中に行ったワークアウトの数と正の相関関係が見られました。

以下にデータの一部を抜粋します。

-女性―

-男性―

最大酸素摂取量は加齢により低下していきますが、それが高齢者の持久力の低下要因の一つと考えられます。また、最大酸素摂取量が低いと糖尿病や心血管系の病気になるリスクが高まります。

従って、中高齢期における生活の質は最大酸素摂取量に左右されると言うことができます。また、最大酸素摂取量(mL/kg.分)が1ポイント上昇すると健康寿命が45日延伸するという研究結果が米国心臓学会から発表されています。

今般、静岡県における取組みの初回フェーズから、中高齢者の最大酸素摂取量がワットバイクによるエクササイズで有意に向上したこと、および具体的な増加幅は実行したワークアウトの回数と正の相関関係が見られたことは中高齢者の健康増進策を考えるうえで意味深い事例です。

今後この取り組みをどのように継続、発展させていくか関係各所にて検討がなされています。引き続き当サイト記事においてもレポートをしていきます。

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