昨年12月から平井伯昌監督(東洋大学水泳部)と当社の共同で一般の人々の心肺フィットネス向上と健康増進を目的にスタートしたHirai Racing Team Studioですが、無事に半年が経過しました。
幅広い年齢層、様々な目的の方が来られていますが、その一人に、持久系の競技でオリンピックにまで出場されたほどの能力を持っていながら引退後は運動をまともにしてこなかったという50代の女性がいました。お子さんが成長して少し余裕が出てきたため自分のための時間を作りたい、そろそろ身体を動かしたいという気持ちからトレーニングに通われていました。
20年以上運動という運動をしてこなかった、体重がだいぶ増えたと言われていたため、こちらも恐る恐るスタートしましたが想像以上に動けました。ペダリング動作もポイントを掴むのが早く、すぐに自分なりに理解して実践でき、さすがアスリートだっただけあると感じました。回を重ねる毎にペダリング動作が良くなり、高い強度のワークアウトが行えるようになっていく姿は眠っていたものが目覚めていくようでした。
また彼女は毎回セッション前に、日常の中でやってみたこと、そして気づいたことを教えてくれました。「ママチャリに乗るときにもペダリングを意識してみました。ママチャリでも踏み込むだけではなく引き上げも動員して回すペダリングができますね。」「階段を上がる時に前側を使うのではなくて後ろを使うようにしてみました。同じ動作でも意識するだけでハムストリングやお尻に効きますね。」などと自らワットバイクのセッションで得たものを実践され、気づきを得ていました。身体の使い方への興味はアスリートだったからこその部分もあるかもしれませんが、探求心の強さは学習・習得していくうえでとても大切なことです。
ペダリング運動がこのように日常生活の動作にも繫がっていくと考えると、良いペダリング動作を習得していくことで毎日の動きにも変化が生まれ、身体のアンバランスや不調までもきっと軽減できるはずです。
https://www.hirairacingteam.jp/studio/
Wattbikeマスタートレーナー 合田 祐美子
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