日本サイクルスポーツセンター(以下、日本CSC)は、2013年から地元の静岡県立伊豆総合高等学校の体育科選択科目「ライフスポーツ」の一環で、トラック競技の体験授業を受け入れています。これは、日本CSC内の伊豆ベロドロームや北400メートルピストを利用して、同校の様々な運動部に所属する生徒がトラックバイクでの走行体験を受講する非常にユニークで地域色の高い体育科目の授業です。今回で13年目となる2024年の第1回の授業は、10月29日(火)に伊豆ベロドロームで実施されました。
授業では日本CSCのスタッフによるトラックバイクの指導と同時に、ワットバイクによる6秒テスト(2回)が行われました。バスケットボールやサッカーなどの瞬発系スポーツ部の所属生徒を含む受講生全員が、特に重要とされるATP-CP系のテストを通じて個々の能力やその重要性について理解しました。
今回のテストでは競技特性の傾向がすでに表れており、興味深い結果となりました。例えばサッカー選手は回転数(レッグスピード)が高く、バスケットボール選手はピークパワーが高い傾向がありました。このように、ワットバイクは測定ツールとしても有用です。また、同校では自転車部のほかにもレスリング部、陸上競技部、サッカー部などがトレーニングにワットバイクを取り入れているようです。
日本CSCの野田尚宏氏は、「今後も同校を含め、近隣の高等学校などと連携して様々なスポーツの高校生アスリートに対してワットバイクの機能を利活用したテストやトレーニングを実施し、周辺地域を中心とした若者のスポーツにおける活躍に貢献していきたい。」と話しています。当社も、このような活動を通してワットバイクが、より多くの高校生アスリートの競技パフォーマンス向上に役立つことを願っています。
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