©2025 mmmayuko08_Photo
5月、6月は持久力を昨シーズンのピーク期に戻すことを目的に、週に2~3回のワットバイクセッションを負荷漸増させながら持久力向上のためのプログラムを行った。
トレーニングの考え方は昨年からの継続で、①中強度持続性トレーニング(MICT) ②高強度インターバルトレーニング(HIIT) ③スプリントインターバルトレーニング(SIT) を組み合わせてセッション毎のデータで進捗確認をしながらメニューを作成した。
吉田雪乃選手の長所の一つとして故障が少ないことがあるものの、そのリスク回避には十分な注意を払いながら進めた。そのためのシートポジションや体の使い方についても選手と話し合いながら最善を探る作業を続けた。
トレーニングは順調に推移して、すべてのセッションを記録しているデータから、6月末の状態が当初の狙い通りのレベルにあることを確認した。
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7月は北海道登別市での合宿などを通じてワットバイクトレーニングの質、強度を一段階上げていった。吉田選手の反応はよく、ポイント練習としている、20秒間最大努力のSITを昨年の開始以来、最もよい内容で行えた。
当方の吉田選手へのトレーニングサポートは2年目に入り互いへの理解も進み、より体系化、個別最適化を図れるようになってきた。
吉田選手の競技パフォーマンス向上のためにワットバイクが貢献できる領域として主に、専門競技に必要な持久力向上、スプリントパワーの向上、動作改善、の三つがあると考えているが、現在は特に一つ目の持久力向上にフォーカスしている。それが最も構築と定着に時間がかかる作業であること、そして全ての土台になるからである。
具体的には、ミトコンドリアの量、機能を高めることを目的に高強度トレーニングを中心に上述の3パターンを組み合わせて行っている。
8月からは氷上練習も増えていくが、質の高いワットバイクトレーニングを継続してフィジカル要素を更に高めていく。
トレーニングをサポートする側としては、ここまでの進捗を順調であると評価している。
吉田雪乃選手が進化を続ける要因として、その卓越した人間性があることに疑いの余地がない。謙虚さ、コミュニケーション能力、トレーニングへの真摯な取り組み、これらの事柄と個別最適化されたプログラムが相俟ってこそ高いトレーニング効果が得られることを改めて感じている。
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