スピードスケートのシーズン到来が近づいてきました。
厳しい夏のトレーニングを乗り越えた選手たちの活躍が今から楽しみです。
当社が昨年からトレーニングをサポートして、今年からはWattbike社(本社イギリス)がグループを挙げて世界規模で応援をしている、女子短距離の吉田雪乃選手(寿広)にご自身のワットバイクトレーニングについて話して頂きました。
-いつ頃からワットバイクをトレーニングに使っていますか?
高校1年生のときからです。入学した盛岡工業高校のスケート部でのトレーニングのなかで使われていたために自然な形で使い始めました。高校を卒業してシニアになってからも継続して使っていましたが、昨年4月にご縁がありWattbike Japan社のサポートを受けるようになってからは向き合い方が大きく変わりました。
©2025 mmmayuko08_Photo
‐どのようなサポートを受けてどのように変わったのでしょうか?
サポートの内容は、ワットバイクの有効な活用方法を正確に理解するための指導からメニューの提示、セッション立会い、ワークアウトの分析とレビューなどバイクトレーニング全般に関わることです。提示されるメニューについてはそれまでに行っていたトレーニングから大きく変わる部分もありましたが、意見交換や感覚のすり合わせなどを経て納得したうえで行っていきました。そのような形で昨年1年間を通してやってみて、このメニューは自分に合っていると思いました。元々、バイクトレーニングを多くやっていましたが、そのなかでスケート選手の定番とも言えるロードバイクが3分の2くらいを占めていました。昨年でも半々くらいの割合でロードトレーニングを行っていました。それを今年は100%をワットバイクで行うように変えて、ロードには行かなくなりました。
‐何故そこまでの変化に至ったのでしょうか?
昨年、Wattbike Japanのメソッドをよく理解してやるようになってから目に見えて結果がついてきました。
競技成績としては、500m、1000mともに自己ベストを更新しました。また、感覚的にはフィジカルが強くなった実感があります。下肢が大きくなり使える筋肉が増えたとも感じています。
昨年はシーズンを通してタイムもコンディションもよいレベルで維持できました。その結果として、自分で自分のコンディションをコントロールできるようにもなりました。それ以前はシーズン初めの10月にピークがきてシーズンが進むにつれてコンディションを落とす傾向がありました。シーズンを通して海外の遠征先でもワットバイクを使えたこともよかったと思います。
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‐ワットバイクのトレーニング効果はレースの中でどのように出ていますか?
500mでは後半のスピードが上がったことはトレーニングの効果だと思います。
1000mでも、昨年の春から秋にかけて新しい形でワットバイクのトレーニングに取り組んでから初めてとなる帯広でのレースで、以前はスピードを落としていた800mあたりで脚が動く感覚があり驚きました。このときのレース中には「ワットバイクで日頃行っているスプリントインターバルトレーニングのほうがきついな」と感じていました。このレースでは目標タイムを超えましたし、昨年は1000mの自己ベストを1秒くらい更新できました。
1000mでは、200mまでの序盤での加速とスピード維持の能力が上がり距離に対する恐怖心がなくなりました。ワットバイクの短時間高強度トレーニングの積み重ねにより、一本で出し切る能力や躊躇しないで全力で入る習慣が身についたとも思います。
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‐ワットバイクのトレーニング自体にはどんな感想を持っていますか?
きついトレーニングで、できればやりたくないです。しかし、「やれば強くなる」という確信があります。だから追い込むことができます。また、今年になってからはロードに行かなくなり時間の使い方がよくなりました。
ロードの場合は2~3時間、たとえ低強度で行っても日光の影響もあり一日疲労感が残っていました。それに対してワットバイクでは短時間で高い強度で追い込むことができます。追い込んだときの疲労感はもちろんありますがトレーニング計画を考えるにあたって時間効率がよいです。
‐ワットバイクのトレーニングで強度管理以外に意識していることはありますか?
漕ぎ方というか動作ですね。私はWattbike Japanのサポートを受けるまでモニター画面の動作表示、「Polar View」の見方を正しく理解していませんでした。これを理解することによりペダリング中の自分の動作、どこでどこの筋肉を動かしているのかが分かるようになりました。そしてスケート動作の改善に結びつけることができます。また以前はシートとハンドルのポジションや漕ぎ方を変えることで筋力発揮のポイントが変わるということすら考えに入れていませんでした。ワットバイクでは動作を意識して漕ぐことによってトレーニング効果を飛躍的に高めることができます。
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‐ここまでは競技スポーツの視点から話して頂きましたが、健康目的の一般の方々にワットバイクを勧めるポイントがあれば教えてください。
ロートバイクとほとんど変わらない自然な漕ぎ感ですね。スピンバイクとはペダリング中の負荷のかかり方が異なり常に一定のリズムで漕ぐことができます。怪我のリスクもほとんどありません。
また、自分のトレーニングのところでも話しましたが時間効率がよいです。短時間で高いトレーニング効果を得るにはベストの方法だと思います。電源の常時接続が不要なこともいいですね。私は自宅にも1台置いていますが、これはホームユーザーにとっても大きなメリットです。*
(*電源接続不要のモデルはAir-Proシリーズです。)
‐貴重なお話をありがとうございました。
吉田雪乃選手の今シーズン初戦は10月23日~25日に長野市オリンピック記念アリーナ(エムウエーブ)で行われる、全日本スピードスケート距離別選手権大会です。
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