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【吉田雪乃 500m優勝! ~全日本距離別選手権】

2025年10月27日 更新


吉田雪乃選手(寿広)は10月24日に長野市エムウエーブで行われた、スピードスケート 全日本距離別選手権の女子500mで37秒50の好記録で優勝しました。

シーズン初戦ながら、この記録は同選手の国内大会における自己ベストで日本スケート連盟が定める2025/2026国際競技会派遣選手選考基準の最上位SS標準を上回るものでした。

吉田選手はその翌日に行われた女子1000mでも国内大会での自己ベストを更新、3位に入りました。



当社は今年の4月から吉田雪乃選手のトレーニングをサポートしています。

その内容については6月の当サイト記事で紹介しました。

【吉田雪乃選手~最大効果を狙ったトレーニング】 | 日本サイクス ワットバイク


主に持久力(高出力の持続)の向上を狙ったもので、特に夏の間は心身に激しいストレスのかかる超高強度スプリントインターバルを定期的に行いました。これは設定した時間のなかで最大努力の運動をするもので、その強度が効果を生むカギになります。即ち、「何を行うか」よりも「どのように行うか」が効果の決定要因となります。当方は吉田選手の高い運動強度を担保するため、そして把握するための指標として血中乳酸濃度を測定していきました。吉田選手の目的理解力と頑張る力、出し切る力は非常に高く、トレーニングは回を追うごとに実のあるものになっていきました。

今のところ、トレーニング効果が競技パフォーマンスに表れているように見ています。

北海道および長野県出身者がトップ選手の多くを占めるスピードスケート競技のなかで、吉田雪乃選手は岩手県盛岡市出身です。小中学生時代は、いわてスーパーキッズのメンバーとして色々なスポーツを経験して、盛岡工業高校に入学後、スピードスケートに専念、植津悦典先生の指導の下、その素質が花開き高校3年時には全日本ジュニア、高校総体、国体の女子500mで優勝しました。そして高校卒業後は株式会社寿広に所属をして、環境を変えずに盛岡を拠点に競技を継続しています。今年からはトリノ五輪500m4位の及川佑氏をコーチに迎え、長野五輪金メダルの清水宏保氏からのアドバイスも受ける独自のシステムを構築しました。

そこからは自分が信じる環境にこだわっていく、その軸をぶらさないという心の強さを感じます。ジュニア期に頭角を現わした有望な才能が競技団体や大人の都合による環境変化から潰されるという事例が競技に関わらず見られる中で、この取組みが実を結ぶことを期待しています。


©2025 mmmayuko08_Photo


吉田雪乃選手は11月から米国、カナダ、欧州でワールドカップ4戦を転戦、12月末の全日本選手権を経てミラノコルティナ2026へと向かいます。

シーズンは始まったばかり。充実のシーズンを送れるようにWattbikeグループは世界規模で吉田選手のサポートをしていきます。

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